はじめに
みなさんこんにちは!
久しぶりの投稿になります(笑)。koalaは毎年季節の変わり目になると体調が崩れ、軽い鬱病のような気分になるのですが、今回は例年より長らく何もやる気になれず記事を更新することが出来ませんでした。あの大好きだった筋トレでさえ週1回通うのが限界な程、憔悴しきっていましたが大分改善してきたので、もう心配無用です!!
さて、前振りが長くなりましたが、みなさんは日々の体調に悩まされてはいませんか?
「朝起きるのがツライ」「寝ても疲れがとれない」「何をするにもやる気がでない」「モチベーションが上がらない」などなど。。。
もしかしたらそれらの慢性的な体調不良は炎症が原因かもしれません。
結論から言うと腸内環境の改善で慢性的な体調不良が改善されるかもしれません。
人類の歴史
人類の基礎となるヒト亜科が誕生したのが今から680万年~700万年前と言われており、その間、人類は狩猟採集生活を送っていました。農耕の誕生が今から1万年~2万年前、産業革命がおよそ250年前と言われているので人類の99%以上の歴史は狩猟採集の歴史と言っても過言ではないのです。
狩猟採集生活では日の出とともに活動を開始し、太陽の下、獲物を追いかけ、木の実を獲得しといった生活であるが故、人はそのような環境下でパフォーマンスを最適化するように進化してきたのです。
つまり、人が古来より慣れ親しんだ生活(日の光を浴び適度な運動など)、食生活(ジャンクフードや精製食品などの現代食を避け、古来より人が食べていた物を積極的に摂る)を送ることにより体の不調を取り除けるのではないか。とりわけ、腸内細菌を改善することによるメリットが多大であることから今回は腸内環境に着目していきたいと思います。
koalaもアレルギー体質なのですが、腸内環境を整えることで便が快適になり、肌の調子が良く、朝の目覚めがはっきりし、体調が整った感覚があります。今まで日常的に運動や食事、サプリメントなどに気を使っていたにも関わらず改善できなかった体調不良が改善しつつあるので、体調不良を訴える方には胸を張ってオススメしたいです!
炎症とは
そもそも炎症とは何なのでしょうか?
炎症とは体が何らかのダメージを受けた時に有害な刺激を取り除こうと免疫システムが働き、ケガを修復したり、異物を排除しようとする作用のことです。
すなわち、人が生きるために必要不可欠なシステムなのです。
短期的な炎症であれば免疫システムが体内の異物を除去しようと正常に働いていると言えるのですが、問題なのは長期的な炎症です。長期的な炎症は血管や体内の細胞の周辺組織にダメージを与え、それがあなたのパフォーマンスを低下させる一因になっているかもしれません。
石器時代の炎症は外傷や感染症による発熱や嘔吐が主でありましたが、現代人の炎症は見た目では区別しづらく、徐々に時間をかけて不調に陥るという点が長期的な炎症の厄介であります。
1つ例を挙げるとうつ病が挙げられます。
かつて、うつ病はセロトニンやドーパミンといった脳内の神経伝達物質の乱れがうつ病を引き起こすと言われていました。しかし、ミシガン大学の研究ではセロトニンが少ない人でも健康な人も多く、逆にうつ病を患っているにも関わらずセロトニンが多い人も一定数確認されているので、従来の定説だと説明がつきません。
ここで近年注目されているのが「うつ病の炎症モデル」です。この説は体が何らかのダメージを受けてサイトカインという炎症性の物質を分泌することにより脳機能に影響を与えるという説です。
腸内環境の役割
ここでは腸内環境を整えることによって腸本来の機能を取り戻し炎症を改善していくアプローチに着目していきたいと思います。
ではまずは腸内細菌の役割を見ていきましょう!
腸内細菌の役割は主に2つあります。
- ビタミンの生成
- 外敵との闘い
1.腸内細菌はアミノ酸や食物繊維などを材料にしてビタミンB群やビタミンKを合成し、ビタミンの欠乏を補う働きをしています。さらに栄養が吸収されるのを補助したり、食物繊維を分解しエネルギーに変換したり、脂肪酸を生成して腸壁を守ったりする機能があります。
2.腸管は栄養を体内に吸収するという役割を担っていますが、細菌やバクテリアという脅威にさらせています。ここで腸内では善玉菌がバクテリアや細菌が体内に侵入するのを防ぐと同時に食物繊維を酪酸という脂肪酸に変換し、有害物質をブロックしてくれています。
リーキーガット症候群
ここで腸内環境が乱れることによる現代人が抱える深刻な問題としてリーキーガット症候群が挙げられます。リーキーガット症候群とは腸内の粘膜をつなぐ結着細胞のバリア機能が壊れた状態のことを指します。この壊れた穴から未消化の食物であったり、エンドトキシン(毒素)といった有害物質が血管を伝うことにより免疫システムを作動させ、全身に炎症を引き起こします。
2016年にコーネル大学の研究で慢性疲労症候群に悩む患者の腸内細菌を調べる研究を行いました。慢性疲労症候群とは日常生活の様な些細な作業でも疲弊してしまう症状のことです。少しの作業で疲れてしまい、頭痛、記憶力低下に苦しむ人もいる程です。
研究チームは慢性疲労症候群に悩む人は健康体な人に比べ腸内細菌の多様性が低く、炎症レベルが高く、リーキーガット率が高いと研究結果を示しました。
次の記事ではいよいよ腸内環境を整える具体的な対策について書いていきたいと思います。腸内細菌に喜ばれるような食べ物、サプリについて考察していくのでお見逃しなく!
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